――9月8日、新戸探偵事務所。
探偵士としてここに勤める二階堂千秋は、
今日も上司である新戸真里香にこき使われる日々を送っていた。

そんな中、事務所の扉を叩く音が響き渡る。

「私の冤罪を……晴らしていただきたいのです」

逆境に追い込まれた依頼人の冤罪を晴らすため奔走する千秋。
導き出された真実の果てに彼女が出した答えとは――。

●事実探偵士とは 増え続ける犯罪に対応しきれず、1,15事件を引き起こしてしまった警察組織。 その現状に対する苦肉の策として国が打ち出した政策が「事実探偵士」という国家資格である。 この資格を取得するためには、国が指定した探偵養成学校で4年間の教育を受けなければならない。 無論、名称・業務独占。これにより世の中から「私立探偵」という肩書きは消え去ったのである。

●探偵学校 卒業難易度はかなり高い。最初の2年の座学を突破できても、残り2年の事務所での実地訓練を突破できるものは数少ないと言われている。 卒業できなかったものは「准探偵士」となり、探偵事務所での事務、 その他雑務をこなすことしかできない資格を所持することとなる。無論、開業はできない。

二階堂 千秋 （にかいどう ちあき） CV.杏都りこ	藤田 義次 （ふじた よしつぐ） CV.結城陽	新戸 真里香 （にいど まりか） CV.結崎有理	上杉 敦彦 （うえすぎ あつひこ） CV.INORI
中島 耕介 （なかじま こうすけ） CV.なつあお	緒川 楓 （おがわ かえで） CV.浅見ゆい	中尾 将斗 （なかお まさと） CV.早坂ユキオ